JOSEPH TAME IN TOKYO PRESENTS
モバイル☆ミネーション・クリスマスツリー
Xmas イルミネーション サービス
世界初!人間イルミネーション デリバリー!
プロジェクト レポート
背景
クリスマスツリーになりたいとうアイデアは2014年後半に思いつきました。その時は Intel Edison という超小型コンピューターのプロジェクトに参加している時で、その機会を利用してクリスマスツリー・ハットを開発しました。それを身に付けて街で歩くだけでも、かなり人気だったのですが、やっぱり少し小さいと感じていました…
そこで、2015年10月には、仕事をはかどらせる為にもちょうど世の中の憂鬱なニュースを見ないように気をつけていた頃でした。その時に思ったのが、「もっとハッピーなニュースがあれば良いのに」。
そして、計画を実現することになりました。
ツリー製作
それからの2ヶ月は少しずつツリーの製作を進めていきました。もちろんオンラインでもウェアラブル・ツリーの作り方が見つけられる訳でもなく、とにかく試してみるしかありませんでした。なるべく実物に近く、でも簡単に着脱できるように作るのは困難でした。さらに、ツリーを着て走れるように軽くて、クリスマスシーズン中に酷使しても耐えられるようにしなくてはなりませんでした。
最終的には、2つの登山用リュックサックフレームを使用しました。一つは前に付けて、もう一つは後ろに背負いました。これらは、ガーデニング等で使われるガラス繊維のワイヤーで作ったフープ型のフレームにつなげました。これらの8つのフレームはトップから60cm、一番下は150cmで、上から順番に吊り下げることで自然なツリーの形を作りました。すべてを結束バンドで接続しました。個人的に結束バンドは素晴らしい発明だと思います!
それから、225cmの人口クリスマスツリーを購入して、それをパーツごとに分解していきました。個別の30cmほどの長さの枝を一つずつ先ほどのフレームに付けていきました。この作業には2日ほどかかりました。そこから、それぞれのフレームの間を緑の布で覆うことで僕の身体が隠れるようにしました。これで基本的なフレームは完成しました。
次は電気系統。
ライト、カメラ、アルディーノ!
LEDを使ったプロジェクトで一番大変なのが、LEDの電池の問題です。これまでのLED関連のプロジェクトで数えきれないバッテリーを度重なる充電など、酷使し過ぎてダメにしてきました。
その為、ここ半年は充電可能な単三電池に切り替えることにしました。1.5Vの単三電池 8個を1パックとして、12Vの出力が可能です。これらは安価ですし、外出中に電池が切れてしまっても、すぐに手に入れることができます。ただ、12Vいかにすぐ下がってしまうので、僕はUBEC (コンバーター)を使って安定した5Vが出力するように工夫しました。よくみる典型的な12VのLEDライトではなく、5VのAdafruit Neopixels(エイダフルーツ)を使っています。一番長い物で4mで、僕は合計24mを使用しました。
理想的にはこれらのLEDは、Fadecandyを使って、すべて1つのリモコンでコントロールしたかったのですが、すべてをまとめてしまうと、一つ壊れたら全部のLEDが作動しなくなってしまうので、今回は別々にしました。
十分に使える予算やテスト出来る時間が沢山あれば、その方法も検討したと思うのですが、両方なかったので、13個のサーキットを作って、それぞれに Arduinoを使いました(UnoもしくはAdafruit Flora)。LEDには、さまざま色やパターンがあって、Arduinoに同じコードを書いていたので、”ほとんど”同時にライトアップしました。というのも、すべてのスイッチをアイスキャンディーによく使われる棒を使ってすべてのスイッチを固定したので、ほぼ同時にスイッチを入れることができました!
5VをLED用に、9VはArduinoのUBEC用、コンバーターと2つのスイッチ、これらの電子回路をすべてを半田付けするのは気の遠くなるような作業でした。すべてを1mほどのワイヤーと接続し、ツリー全体では、30mになりました。
僕の靴のLEDは、Adafruit Floraが両足に付いていて、ポケットに入れたUSBバッテリーからリモートでコントロールできました(ツリーを着ると、足元が一切見えないので!)
またヘルメットにはLEDの制御だけでなく、様々なクリスマスメッセージがスクロール表示されるRaspberry Pi 駆動型16x32LEDマトリックスの制御のための独自の電子回路を装着しました。
また内部フレームに大きめのUSBバッテリーをいくつか取り付けました。このバッテリーは携帯の充電と顔用の小さめのLEDへの電力供給用です。
最後の電子回路はスピーカー用でした。最初この装置にはJawbone JAMBOXを取り付けたのですが、単純に音量が足りなかったため、いつも家で音楽を聞くのに使っている質もそこそこ良いソニーのスピーカー数個と取り替えました。いつもならメインの電源アダプターに接続するところですが、ちょうど合うサイズのプラグがあったので、単一電池6本セットにつないだら、全体がさらに重くなってしまいました。これらのスピーカーは iPhoneの3.5mmジャックに挿しました。これの良いところは Apple Watch で音楽を操作できることです。将来的にはクリスマスツリーの全てを1つのアップルウォッチで操作したいんです!
最後の仕上げは全ての電池パックを接続することと、クリスマスの装飾を加えることでした。それでついに完成です…重さは、たったの25kgでした。
上で言ったように、結局、このツリーを作った一番の目的は人々を楽しませることでした。ここ東京の人々、この国中の人々、そして世界中の人々をです。これを実現するためにはメディアの助けが必要でした。そのためクリスマスツリーのテストランの準備ができたらすぐに、僕はブレイカー株式会社の超優秀な動画撮影クルーに撮影してもらいながら街に出かけました。
この撮影は赤坂、銀座、有楽町、新橋、渋谷で約6時間かけて行われました。これらは全て僕が昔おかしなコスチュームを来て走り抜けたときに歓迎してくれた場所です。それは今回も例外ではなく、信じられないくらい素晴らしい反応でした。
出だしから好調で、浅草で急に僕は日本伝統の人力車を引く男性に声を掛けられたのです。「乗せてほしい?」と聞かれたので、「イエス、プリーズ!」と即答しました。ジングルベルを流しながら人力車に乗って街を走り抜けたあの体験は忘れられない思い出となりました。
僕たちはどこに行っても、笑いと微笑みで迎えられ、一緒に写真を撮って欲しいと何度も頼まれました。小さな子どもからサラリーマンまで、学生から老人まで、このツリーは全ての社会的な壁を乗り越えて、歓喜の波を起こしました。
本当に幸せな時間で、それはクリスマスまでの10日続くことになったのです。
2、3日後に僕たちは最初の動画を公開しました。これに信じられないほどの反応があり、YouTube、Facebook、ヤフージャパンで50万回以上視聴され、もっと言うとクリスマスイブの日には、日本で2番目に人気の動画になりました。
さらに、メディアにアプローチしました。20局ほどのテレビ局とニュースサイトに連絡したのですが、2〜3日の中にはCNNにこの話題が伝わりました。彼らはこれをとても気に入り、本当にすぐにアクションを起こしてくれ、それから数時間で記事がネット上に公開されました。またテレビのニュース速報で取り上げられ、その動画は後に世界中で放送されました。その記事と動画をこちらで閲覧できます。
CNNの影響力は圧倒的でした。彼らに報道されたことで、この話題はハフィントン・ポストやマッシャブルなどの一流サイトを含む他の100以上のニュースサイトで記事化されました。テレビで僕を見た世界中の友達から、メッセージを受け取りました。またソーシャルメディアにも火が点き、僕のツイートがニュースサイトに掲載され、たくさんの友達やページのファンがFacebookで僕のコンテンツをシェアしてくれました。
走るクリスマスツリーの話題はすぐフジテレビのニューススタッフの耳にも届きました。これは(渋谷で偶然番組のクルーと出くわして)朝のテレビ番組のインタビューを受けたおかげかもしれませんし 、ソーシャルメディアを通じてなのかもしれません。とにかく彼らは私にインタビューを求めてきて、僕たちのいる場所に来て準備するところを撮影してから一緒に街頭に出たいと言ってきました。2時間後に彼らがこっちにやってきて、それから5時間以上かけて、このプロジェクトの3分の紹介動画に必要なあらゆる物を撮影しました。撮影はとても楽しかったです。でも最高の瞬間はまだ訪れてはいませんでした。明くる日、彼らは夕方のニュース番組でこのビデオレポートを流しつつ、中継で野外報道したいとのことでした。
これこそ僕たちの目標の1つだったし、僕はそれが実現できて嬉しかったです。
クリスマス当時までに、このツリーの話題は世界中を旅しました。何だか楽しい? 面白い?はたまたおかしい?トップニュースとして取り上げられることにも成功し、それによって素晴らしい体験ができました。
全体を通して、これは大きな成功であり、投資した時間とお金の価値は十分にあったと感じました。
当然ですが、クリスマスの後が終わって人に「で、来年はやるつもりなの」と聞かれるようになったのですが、そうですねぇ、「可能性がないことはない」とだけ言っておきましょう。
このプロジェクト成功の大きなカギを握っていた動画制作をしてくれたブレイカー株式会社のメンバーの皆様、時間を割いてこの話題を伝えるために写真を撮ってくれた澪とジョナサン、この話題を人々に知らせるのを手伝ってくれたCNNとフジテレビの関係者の皆様、ここ数ヶ月間のあらゆる怒りをぐっと我慢してくれた妻の智子、そしてソーシャルメディアを通じてプロジェクトを支援してくれた世の中の皆様、本当にどうもありがとうございました。
PROJECT WEBSITE
数字で見るモバイル☆ミネーション・クリスマスツリー
バッテリー個数
ワイヤーの長さ(m)
重量(kg)
内臓カメラ数
LEDライト
使用 ARDUINO・RasPi 数
開発日数
クリスマスソング
FAQ
- Q: モバイル☆ミネーション・クリスマスツリーって何ですか?
A: モバイル☆ミネーション・クリスマスツリーは、革新的なイルミネーション・デバイスです。イルミネーションが皆様の希望に応じて移動するという、新しいタイプイルミネーションを可能にします。モバイル☆ミネーション・クリスマスツリーは完全な手作りで、世界でオンリーワンのクリスマスツリーです。ツリーに内臓されているOS(オペレーティング・システム)には、ジョセフ・テイムを使用しています。
- Q: ツリーは、どのように役立つのでしょうか?
A: 東京を拠点とするクリエイター、ジョセフ・テイムは、都内各所のイルミネーションをエンジョイする一方、一部のイルミネーション会場以外の場所では日常に見る信号やテレビにしか明るい光が灯っていないことに気がつきました。クリスマスツリーを創造することで、クリスマスのハッピーな気分や、明るい光を退屈な日常にお届けできるようになりました。
キラキラと灯されたツリーが知らない人との社会的バリアーを取り払い、人生の楽しい部分に気づかせてくれるでしょう。
- Q: ツリーが届いたら、どんなことが起こりますか?
A: ツリーの到着はその場の環境を一瞬にして変えてしまうことでしょう。これまでの例としましては、会社のオフィスや地下鉄にツリーが現れることで以下の現象が起こりました。- 0~1秒: 驚き、時に興奮
- 1~3秒: 笑顔そして、笑い
- 4~7秒: さらに大笑い、知らない人とも笑と笑顔を分かち合う
- 7秒 ~ 10分: 写真撮影、時にはクリスマスチョコを受け取り、楽しくツリーと過ごした経験を得て、その後、家族や友人と楽しかった時間を共有
- Q: ツリーは、どうやって予約したらいいですか?
A: アプリで予約できるタクシーのように、PCやスマホから簡単に予約ができます。下記のリンクからお申し込みください。世界中のどこでも、ジョセフ内臓のクリスマスツリーが伺います。伺う地域によっては、時間とコストがかかってしまうことをご了承ください。
- Q: 家族や友人へのサプライズとしてモバイル☆ミネーション・クリスマスツリーを送ることは可能でしょうか?
A: もちろんです!何時にどこにツリーに行って欲しいのか、ご要望をお伝えいただければ、ご用意可能です。ただモバイル☆ミネーション・クリスマスツリーとジョセフは1体しかご用意がございませんので、予約がすでに埋まっている場合もございます。ご了承ください。
「オンデマンド・ヒューマンXmasツリー」アプリは、2020年12月26日にリリース予定です。
- カスタマーレビュー 99%
- 高さ 89%
- 70% + 25% 95%
モバイル☆ミネーション・クリスマスツリーを予約しよう!
オプション1:ギフトとしてクリスマスツリーの訪問を予約
¥50,000〜
魔法のような光を特別なあの人へ:モバイル☆ミネーション・クリスマスツリーは、大切なご家族やご友人への贈り物としてもオススメです。モバイル☆ミネーション・クリスマスツリーで笑顔とハッピーな気分をお届けします。
ジョセフ付きのモバイル☆ミネーション・クリスマスツリーは、ご指定の場所に訪れるだけでなく、クリスマスプレゼントのデリバリー、クリスマス・ソングのご提供、クリスマスツリーとしてダンスをしたり、お好きな色でLEDを光らせたりできます。
クリスマスツリーをまだご用意できていない場合でも、指定の場所にクリスマスツリーとして立っておくことも可能です。その場合、ご利用時間によって、飲食を提供していただく必要がある場合がございます。
国内もしくは海外でのご利用が可能です。ただ箱詰めしての郵送には柔軟性の問題で対応いたしかねますので、ご了承ください。
オプション2:ご自宅用にツリーを予約
¥50,000〜
普段の生活の中に明るい光がほしいと感じていませんか?オンラインでモバイル☆ミネーション・クリスマスツリーを予約すれば、すぐに明るくハッピーな気分になれるでしょう。
海外でのサービスを含むオプション1と同じすべての特典が利用可能です。
オプション3:バッテリーを寄付して光をつなげる
光を必要としている方々にお届けするため、モバイル☆ミネーション・クリスマスツリーをご支援ください。モバイル☆ミネーション・クリスマスツリーの開発費は自費、ほとんどの活動は善意で行っています。
ツリーを点灯するのに90分に約100個のバッテリー(電池)が必要です。
もしジョセフの活動を楽しんでいただけ、人々の生活・人生をイルミネーションで輝かせる活動のお手伝いをしていただける方は、Amazonのウィッシュリストからバッテリーをご購入いただけますと幸いです。
ご支援の御礼として、ジョセフから特別のメッセージビデオをお送りします。
最新ニュース
Because everyone should have equal access to Christmas illuminatons http://tokyoxmas.org
Posted by ジョセフ・テイム – Joseph Tame on Saturday, 19 December 2015