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Joseph Tame runs the 2014 Tokyo Marathon初めて東京マラソンを走った2009年からのことを思い起こすと、これまで6年間、欠かさず参加できたのが信じられません。くじ運が良かったのと、チャリティーへの寄付の両方で毎年、参加することができました。

愛しの風車(とヘルメットに付けている「ジョセフ」の大きな文字)のおかげで、キリスト(十字架を背負って走る歌手ランナー)やスーツを着て走る「サラリーマン」の人と並んで、東京マラソンの風物詩となることができました。今年も多くの人が僕の参加を期待してくれていました。

東京マラソン2014では幸運にもメンバー向けの優先抽選で9倍の倍率の中、当選することができました。確定したのは2013年7月。つまり、本番まで7ヶ月のトレーニング期間がありました。

それにも関わらず、当選から7ヶ月後、最寄り駅より遠く走る機会はほぼありませんでした。昨年の9月には赤ちゃんも生まれ、同時にフルタイムのプロジェクトが始まって、家から出られることも少なくなりました。と言っても、これは今年に限ったことではなくて、毎年きちんとマラソンに備えてトレーニング出来たことはほとんどありませんでした。それでも、なんとか毎年完走できたのです。

2014年は自分のためにも以前より機材を軽くすることにしました。上半身に身に付けていたカメラスーツをやめて、革命的とも言える軽量360度カメラをヘルメットに装着しました。これは繰り返し見ているGoProのビデオからインスピレーションを受けたものです。

Energizer今年はさらに東京マラソンを走り始めてから、初めてiPhoneやLEDのバッテリーを気にしなくてもよくなりました。Energizerというバッテリーメーカーが僕が今年のマラソンを挑戦する上で名乗り出てくれ、18,000mAhを3つ提供してくれました。これでゴール地点まで問題なく電池がもってくれました。

マラソンに向けていくつかの試作品を制作しました。3つ目にやっと柔軟性、機能性とアホらしさのバランスで完璧な物が出来上がりました。

毎年恒例なのですが、時間は僕の味方をしてくれず… 機材が長距離に耐えられるか走ってテストすることはできませんでした。昨年同様「マラソン前夜」の朝5時にまだ衣装は仕上げの状態、たいしたトレーニングもせず、1時間足らずの睡眠でレースに臨むことになりました。

夜中に初めてテストをしてわかったのですが、外付けのバッテリーから電源を取っているので、Live Shellが安定しませんでした(バッテリーそのものの安定性には関係なく)。これは初めての経験で、結果的に単三電池を足すことになってしまいました。しかし、単三電池を足したことでヘルメットのバランスが崩れてしまったのです。軽量だったはずのヘルメットが急に重く、扱いにくい物になってしまいました。

朝8時にはアドレナリン全開!1000個のLEDライト、360度に回るカメラを身に付けてワクワクしながら新宿に到着し、自分のスタートブロックへと向かいました(今年はJブロック。去年よりはましでした!)

20140223-120938_23407127-1-1_2965-670510_ALLDATAx1東京マラソンの混雑は僕にとっては3万5千人以上の友だちに囲まれているようなもの。共通した大きなチャレンジを目の前に、自然と周りの人との絆が生まれるのはもちろんですが、6年の経験を通して僕も多くの人に知ってもらえるようになり、初めて会う人も親しい友人に話しかけるように温かく挨拶をしてくれます。普段では絶対に遭遇出来ないような特別な状況がそこにはあります。まだレースは始まってもいない状況なのに!

マラソン開始の銃が鳴ってから間もなく、タフなレースになることに気づきました。というのも、ヘルメットのおかげでバランスを取るのが難しく、頭をちょっと傾けるだけで重心がずれてしまう。それに加えて Live Shell そのもののバッテリーが予測していたよりも早くなくなってしまったのです。準備に追われていてスペアの電池を買うのを忘れていたので、サポートチームに買ってきてもらうよう頼んだのですが、間違ったサイズを頼んでしまいました。彼らが正しいサイズの電池を買ってくれた時には2回もすれ違いであうことが出来ませんでした。彼らが地下鉄の出口から出てくる頃には僕はもう少し前に通過してしまっていた後でした。すべてがうまくいかなくなってきていました。

今年のマラソン機材:

  • 1 x iPhone 5s ソフトバンクLTE(後半、カメラとして使用)
  • 1 x iPhone 5 (Runkeeper & Glympse GPSアプリ)
  • 1 x iPhone 4S(バックアップ)
  • 1 x iPad Mini(腕に付けて Twitter等をチェック)v
  • 2 x Emobile LTE ポケット wifi
  • 1 x Samsung Galaxy S5
  • 4 x 5メートルのRGB LEDライト 足と腕に装着
  • 6 x 18,000mAh Energizer バッテリー
  • 4 x USB / GoPro バッテリー
  • 1 x GoPro Hero 3 ブラック
  • 1 x Sony アクションカメラ
  • 2 x Cerevo Liveshell
  • 1 x bGeigie Nano Geiger Counter provided by Safecast(放射能測定器)


  • 折り返し地点である銀座に着いた頃には、すでにかなり疲れてしまっていました。テクニカルな問題をすり抜けた精神的な疲労と十分なトレーニングもせず、前日もほとんど寝ずに準備していた肉体的な疲労のダブルパンチでした。しかも疲れていただけでなくて、時間もおしていました。あと数分でチェックポイントが閉鎖されてしまうところでした。それでも僕を走らせてくれていたのは他でもない、チームの絶え間ないサポートでした。ダレン、イアン、アルヴィン、リッキー、サトコ、さしきさん、マリオや仲間たち、義理のお父さんお母さん、ヨージ。

    darren ian twinkletame赤坂から北へ向かう頃にはもう完走できないのではないかと思うようになりました。コーナーを曲がる度に待ち受ける街頭応援の人たちが声援を送ってくれていました。でも、銀座に戻る地点で大きな問題に直面しました。身に付けていたギアの重さです。これ以上、走り続けるエナジーはもう残っていないと感じました。

    30km地点にさしかかった時点では周りの応援の人たちの様子が違っていました。「急いで!もっと速く走らないとチェックポイントが閉まっちゃうよ!」と声をかけられましたが、すでにエネルギーがゼロの状態だった僕は今、何か大きなアクションを起こさないと、今回が「完走できなかった初めてのマラソン」になってしまうことに気づきました。

    チェックポイントを数秒の差でなんとかくぐり抜けた途端、そこで待ってくれていた2人のサポートチームのメンバーの腕にほとんど倒れ込んでしまいました。「もうこのままでは続けられない」と彼らに告げました。「もうダメだ。機材を取らないと」とも。

    そこで僕はバッグからペンチ2つを出し、ヘルメットに付けていた360度に回転するアーム部分、カメラ、LiveShell、ヘルメットのバッテリーを取り外しました。上半身に付けていたLEDスーツ、身に付けていたすべてのスペアバッテリーを外しました。この全部をアルヴィンとエリンに渡しました(本拠地である家に持って帰ってもらわないといけませんでした!ごめんね!)。

    ほぼ14キロ軽くなって、レースに再戦しました。でも、チェックポイントをギリギリで通った上にギアを取り外すために8分もロスしてしまっていたので、この時点で3万5千人中ほぼ最下位を走るランナーとなってしまいました。これは、今までにも経験したことのない栄誉(笑)でした。

    重かった機材から解放され(残されたのはiPhoneと肩に乗せるカメラ固定機材のみ)、気分は爽快。なんとも軽い!軽量化された僕は、肺の底から「頑張ろう!!」と叫びました!最後のランナーが通った後で、すでに片付けに入っていた周りのボランティアの人たちはビックリしていました。僕に気づいた彼らは「ジョセフ!頑張って!」と叫び返してくれました。僕は彼らに手を振って再度、走り出しました。

    その時のライブストリームの様子:最終地点

    最後の8kmは今回のレースの中で一番のお気に入りのセクションとも言えるでしょう。きっと完走ができるという「希望」のおかげ。街頭で応援してくれている人たちも僕がすでに長距離を走ってきたことを知っていて、さらに元気づけようとしてくれていました。例年だいたい最後を走る集団の中に僕は居るわけで、ここまで来るとほとんどの参加者はすでに歩いている状態した。でも僕は常に歩かず走っていました(2つの緩やかな坂を除いては。上り坂を走るのはエネルギーを無駄に消費するだけなので!)。ほとんどの参加者はすでにしゃべる余裕もなく、そこを漂う空気にもエナジーはまったく感じられません。ここで僕の出番です!周囲のみなさんを応援して、歌って、話しかけて、ジョークを言って。。楽しい!

    そして今年は特に走り続けるべき理由がそこにありました。サポートチームのダレンとイアンは僕が絶望的な状態にいるのを見かねて、最後の10kmを僕と一緒に歩道で走ってくれたのです。彼らは走る準備を全然していなかったにも関わらず、僕にエナジーとポジティブな声がけを与えながら、ずっと一緒に走ってくれました。これは何よりも励みになりました。

    開始の銃声が鳴ってから約6時間30分後、最後の250m地点までたどり着くことができました。ゴール地点が見えた時は今までのマラソン人生の中で一番、嬉しかったです。今年のマラソンはとてつもなくつらい挑戦で、最も苦しかった。でも、やりました!

    Tokyo Marathon 2014

    ダレンやイアンをはじめとするするチームのみんな、ライブストリームを見て、応援メッセージを送り続けてくれていた視聴者のみなさん無しでは成し遂げることはできませんでした。みなさんのサポートが僕のエネルギーやモチベーションとなって完走まで導いてくれました。みなさんからの応援を思い、ゴールした時は感動で涙が出てきてしまいました。今までとはまったく違うマラソンの経験となりました。

    毎年、言っていることなのですが、今回は本気です。来年はギアをもっともっと軽くシンプルにします!そしてトレーニングする時間も持ちたいと思います。きちんとトレーニングせずにマラソンを走るのは本当に大変!

    僕の東京マラソンのチャレンジに直接、そしてオンラインで関わってくれて、今回のプロジェクトを可能にしてくれたみなさんに本当に感謝しています。また僕のiPhoneやLEDのバッテリーを提供してくれた Energizerさんもご協力ありがとうございました。

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