3331α Art Hack Day 2014 – I’m Here
2014年9月に30人のアーティストやエンジニアが千代田区にある3331 Arts Chiyodaに集まって、3日にわたるハッカソンに参加しました。
青木竜太さん(VOLOCITEE創設者、TEDxKids@Chiyodaキュレーター)によってオーガナイズされたこの 3331α Art Hack Dayは、3331アートフェアの一環で、他にも様々な展示、ワークショップやパフォーマンスが行われていました。
僕とチームメンバーの皆(Atsuki Kawahara, Gyoda Naoshi, Ryo Shirakai, Yuki Takada, Shiro Nohara, Genki Nakamura)は大きいものを作りたいと思いましたが、それが何かを決めるにはとても時間がかかりました。最終的には実際の物よりも大きく、現実の物とバーチャル世界との境界線を超える物のラフなスケッチが出来上がりました。
僕たちの作品のタイトルはシンプルに「I’m here」1000Lのヘリウムで満たされた巨大なGoogleマップのピン。ロボット仕掛けの発車マシンからロープを伝って頭上を高く浮き、搭載されたArduinoを使ったカメラから自動的にロケーションの写真をツイッターで送りました。
提案した使用ケースとしては… 待ち合わせをしている友人から「今どこ?」というメッセージを受けた時にバーチャルなマップで位置情報を渡すより、風船を放して「ここだよ(I’m here)」というメッセージをと共にGPS情報が入ったツイッター写真を現在地から送ることができます。さらに風船のおかげで、すぐにどこに居るか見てわかります。
このアイデアを実現するのにチームメンバーそれぞれが持ったスキルが集結し、一体となって発揮できたのが素晴らしかった。ウェブとArduinoのコーディング、物理と数学(ヘリウムの計算)、ストーリーテラー、パフォーマンスアート、映像。僕たちそれぞれが自分たちの特技を活かせました。(僕は以下のビデオからもわかるようにプレゼンテーションで主に貢献しました)
2日間のイベントの最後には予期せず、エキソニモ賞(審査員賞)をいただくことができました。エキソニモ賞は僕たちのビジョンやクリエイティビティ、そしてパフォーマンスが評価されての受賞となりました。ここでも見られるように審査員は豪華なメンバーでした!
今回のプロジェクトへの投資家はまだ現れていませんが、それも時間の問題だと思います。
全体的にハッカソンは僕にとって素晴らしい体験でした。他のチームも短期間の中で素晴らしい結果を出していたのには、とても驚きました。世の中には本当に才能のある人たちがいるものです。こういったイベントで彼らが集まると本当に魔法のようなことが起きます。
イベントに関しての詳細はここから読めます:http://www.next-nevula.co.jp/news-headline/?p=19601