2014年は、6か月におよぶオリンパスの革新的なカメラのプロジェクトの一部に参加させていただく機会を得ました。その名もOLYMPUS AIR:
「OLYMPUS AIRはスマートフォンのインテリジェンスとデジタル一眼のインテリジェンスが融合した新コンセプトのカメラです。カメラの知識が必要で、難しかった撮影設定は、スマートフォンアプリが解決。あなたのカメラロールは一眼クオリティの写真であふれます。」
面白いことに、スクリーンもなくレンズだけのようなこのカメラは、スマートフォンとの連携が可能で、オープンAPIを内蔵。つまり、開発者がカメラの主な機能を操作するアプリを自分で作れるのです。発表時点で、他社にはなかった画期的な試みでした!
さて、カメラのあらゆる機能が操作できるとしたら、何をすべきか?僕はパフォーマンスアートの観点から、このチャレンジと向き合いました。思いつくのは、道で出会う人と一緒にセルフィーを撮るのが難しいということ(もちろん、一緒に撮りたいとリクエストをもらうからで、無断じゃありません!笑)。普段は、誰か他の人にお願いをするか、どちらかができる限り腕を伸ばして撮るしかありませんでした。
モバイル・プリクラへようこそ!
日本ではどこでも見られる「プリクラ」ですが、それでも撮ろうと思ったら、プリクラが設置されている場所にわざわざ行かなければなりません。
そこで、モバイル・プリクラがあれば、その問題を解決してくれ、セルフィーを撮るのも、もっと楽しくなると考えました。
僕は素晴らしい開発者とチームを組み、開発者の人は、その場で走って数秒シェイクすることがトリガーとなり、3秒後に写真が撮影される iPhone アプリを作ってくれました。その写真は Wi-FiでiPhoneのアプリに送られ、そこからクラウドサーバーにアップロードされます。そして、一緒に写真を撮った人は、短いウェブアドレスを入力するか、持っているiPhoneを振ることで写真が魔法のように現れる仕組みです!
同時に、写真は僕のウェアラブルフレームに取り付けられたAndroid携帯(Bluetoothを介してペアリング済み)に送られ、実際にその場で写真をプリントもしました!(なぜか、このアナログな方法がいつも一番喜んでもらえました!)
僕のモバイル・プリクラは、色認識のLED、風車、そして(ちょっと見た目が怪しい)カメラ・マウントのポールで構成されていました。
このプリクラ・マシンはヒットだったようで、いくつものイベントでモバイル・プリクラ・サービスを提供することができました。
Loftwork、Olympus、浅利さんと彼のチームの皆さんのおかげで実現しました。本当にありがとうございました!